どういった方法で肺炎を発症しているかどうか見極められるのかと言えば、いろいろな検査によってです。
多くは、聴診器で胸の音を聞けば、見立てることができます。
他にも、胸付近に感じる痛みや発熱、タンが伴う咳といった症状も判断するのに大事なものとなります。


肺炎になってしまうと、気道が炎症で狭くなることがあり、これが聴診器を胸に当てた時に異常音が認識できるのです。
けれども、聴診器で音を聞くだけでは、確定しにくい場合もあるようです。
そうなると、X線を使った検査が必要になります。



聴診器を利用した検査では明らかにならなかったケースでも、X線を使用した検査を実施することで、肺炎になっているのかを判断できる確率が増えます。
症状だけですぐ判断しようとする人もいますが、お医者さんの検査で診断してもらいましょう。
それに、信頼できる先生に検査をしてもらうことも大切ですね。



喘息の症状だと勘違いされてしまい、十分な治療がされなかったなどもよく聞かれることです。
その他に行われる検査の中には血液検査もあります。
肺炎であるのかどうか明確になれば、次の段階として原因ウイルスの判断がされます。
要因と考えられる菌は複数あり、菌の種類がどのようなものかにより人に伝染ってしまうものかどうかが分かれるため、とても意味のある検査と言えるでしょう。



この検査には幾日か必要となりますが、要因となった菌が分かることで、より適切な治療につながります。ここで
聴診器での検査やX線、血液検査をしてもきちんと判断できないときは、CT検査によって判断していきます。
検査がどのようなものか知りたいと思ったときは、行う前に医師に確かめておきましょう。